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ヌカボシクリハラン属(ヌカボシクリハランぞく、糠星栗葉蘭属)とはウラボシ科に属するシダの一群である。この仲間は主にアジア・オセアニア・アフリカの亜熱帯から熱帯に広く生息し、園芸用やアクアリウム用として栽培・品種改良された種もある。園芸やアクアリウムの世界では、「ミクロソリム」、「ミクロソラム」、「ミクロソリウム」とも呼ばれる。日本では9種が知られている。 オキナワウラボシ (''Phymatosorus scolopendria''、シノニム:''Microsporum scolopendria'' (Burm. f.) Copel.)は、オキナワウラボシ属に分類されている〔(英文) 〕。 == 主な種 == * ミツデヘラシダ ''Microsorum pteropus'' *: 東南アジア原産で、日本では石垣島、西表島など南西諸島の限られた地域に自生している。アクアリウムの世界でミクロソリウムといえば、通常は本種か本種を基にした改良種を指す。 *ナローリーフ・ミクロソリウム ''Microsorum'' sp. *: ミツデヘラシダの近縁種で、未だに学名がついていない。東南アジア(タイ王国)原産。ミツデヘラシダより葉が細く、透明感が有る。 *アヤメシダ ''M. punctatum'' (L.) E. Copel *:葉は単葉でオオタニワタリやシマオオタニワタリと似る。園芸種に葉先の分かれたシシバタニワタリ(''M. punctatum'' 'Grandiceps')がある。 *ヌカボシクリハラン ''M. buergerianum'' (Miq.) Ching *:本州南岸の一部から南に分布。森林内の地上、岩の上、樹皮上などを這う。葉の長さは30cmほど。クリハラン(''Neocheiropteris ensata'')に似るがやや小型で、葉脈が浮かない。日本本土においてもっとも普通に見られる種。 *タカウラボシ ''M. rubidium'' (Kunze) Copel. *:森林内の渓流沿いの湿地にはえ、葉は高さ70cmに達する。葉は羽状に深裂し、細長い。奄美以南の琉球列島から、アジア・オセアニアの熱帯域に広く分布する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヌカボシクリハラン属」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Microsorum 」があります。 スポンサード リンク
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