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「ミスター・タンブリン・マン」(Mr. Tambourine Man)は、ボブ・ディランが作詞・作曲した楽曲。軽快なメロディーと、歌詞の幻想的なイメージ・韻律の美しさによって、ディランの作品の中でも特に有名である。 ザ・バーズがカバーし、ファースト・シングルとしてリリース。ビルボードHot 100のチャートで1位、全英シングルチャートでも1位を記録した。 雑誌『ローリング・ストーン』が選出した「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」には、ディランとバーズの両バージョンがエントリーされている(バーズ: 79位、ディラン:106位)。また両バージョンともグラミー賞の殿堂(Hall of Fame)入りを果たしている。 ==解説== 「ミスター・タンブリン・マン」とは、フォーク・シンガーでありセッション・ギタリストだったブルース・ラングホーン(Bruce Langhorne)がモデルだという。ディランは、キャロリン・ヘスターとのレコーディングの際に彼と知り合った。彼が持っていたトルコのFrame Drumの形がタンブリンに似ていたことから、彼のことを「ミスター・タンブリン・マン」と呼び、曲が生まれた(ブルース・ラングホーンが「タンブリン」を持った写真 )。この「タンブリン」は、ラングホーンがグリニッジ・ヴィレッジで購入したもので、周りには小さなベルがついており「ジングル」サウンドを奏でる。この「タンブリン」は、現在Experience Music Projectのミュージアムに収蔵されている。 歌詞の内容については、マイケル・グレイ(『ディラン、風を歌う』三井徹訳、晶文社、1972年)の論じるところによると、詩神に霊感を与えてくれるように祈る歌であるという説や、ドラッグ・ソングであるという説などがあるが、この時期のディランの歌詞には、聴き手の体験に置き換えて自由に解釈できる象徴性があることも指摘されており、「ミスター・タンブリン・マン」はそのような性格を特によく示している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ミスター・タンブリン・マン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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