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ついたて将棋(衝立将棋、ついたてしょうぎ)とは、将棋の変則ゲームのひとつ。 互いに相手の駒が見えない状況で、動きや配置を推測しながら相手の王将を詰ますことを目的とする。 取られた駒や王手などから相手の動きを正しく推測し、自分の陣形は悟られないようにすることがもっとも重要な要素だが、巧みに反則を誘ったり、本将棋ではあり得ない大胆な手を指したりすることにも妙味がある。 観戦者が大いに楽しめるゲームでもある。また、公平で正しいゲームには慎重な審判役が欠かせない。 このゲームの作者や歴史はよくわかっていない。近年、DI将棋(Dynamic Information Shogi)として、一部で学術分野での研究が始まっている。 かくし将棋と混同されることもあるため、「ミステリー将棋」と呼ばれる場合がある。 == ゲームの流れ == 将棋盤2セット、将棋駒一組、プレイヤー2人、そして1人の審判が必要である。 * ついたてなどで対戦者は互いの将棋盤が見えないようにしながら、審判は両者を確認できるような形に盤を設置する * 互いに盤を向かいあわせ、その間についたてのようなものをおくと簡便で、このついたてがついたて将棋の由来である * お互い通常の配置で自分の駒だけを並べる。 * 互いに本将棋のルールに従って駒を動かす。この時審判は、 * 駒取りがあれば、その駒を相手の駒台に移動する * 王手であればそれを知らせる * 反則であれば警告し、手を戻す * 以下互いに手を進め、以下の場合に終局する * 規定の反則回数を超過する。超過したほうが負け * 相手の玉を詰ませる。詰ましたほうの勝ち(この場合は以後どのような移動をしても反則となってしまうので前記のルールのみでも終了は可能だが、審判はただちに終局を告げるほうが良い) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ついたて将棋」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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