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ミニプラ : ウィキペディア日本語版
ミニプラ

ミニプラは、バンダイキャンディ事業部より発売されている、食玩形式のプラ組み立てキットのレーベルである。本項ではこれに付随して関連のある1980年代の『ミニプラ』以前の食玩形式のプラ組み立てキット商品の他、連動の関連商品(メタル合金など)についても併せて記す。
==概要==
1985年昭和60年)『電撃戦隊チェンジマン』より、カプセル自販機販売のミニプラであるチェンジロボが『ミニプラ チェンジマンプラスチックモデル』と銘打って食玩として発売されたのが、『ミニプラ』レーベルとして最初のものとなる。

1980年(昭和55年)バンダイ(旧ポピーと合併以前)特機事業部(現在のベンダー事業部)で、アニメや特撮作品などのメカニックなどをプラモデル対象年齢以下の児童向けに、簡易成型のはめ込み式(接着剤不要)のカプセルトイサイズの小さいプラ組み立てキットこと、ミニプラの販売がカプセル自販機(ガシャポン)で試みられた。その後、1981年(昭和56年)同事業部による食玩市場参入を皮切りに、カプセルトイ版ミニプラにラムネ菓子などを箱に詰め合わせて、スーパーなどで食玩としての販売を試みられるように成った。初期の頃はカプセル自販機販売を中心に展開の元、食玩との平行販売(後述)も行われた。
初期のカプセルトイ版などでは、ミニミニなどとも称され、曖昧な表記での販売であったが、1985年(昭和60年)に、カプセルトイ平行販売の『電撃戦隊チェンジマン』の食玩販売商品から『ミニプラ』のレーベルが表記される様に成った。同時期の同じカプセルトイ平行食玩の一部(Ζガンダムなど)は『ミニプラ』の表記がされない(現在も同様)など、チェンジマン以降の『ミニプラ』は、主にスーパー戦隊シリーズを中心に継続されている。
カプセルトイ平行時代からプラモデル版でオミットされた合体変形を実現するなど、スーパー戦隊シリーズメタルヒーローシリーズ仮面ライダーシリーズなどの特撮や一部のアニメ作品は、やがてミニプラを初めとするプラ組み立てキット食玩の販売が主流(1980年代当時)と成り、カプセルトイ平行販売の食玩である、「チェンジマンプラスチックモデル」とは別に、改良製品の「チェンジマン合体ロボ」(後述)を食玩専用として開発するなど、徐々にカプセルトイ平行販売から食玩に一本化され、キャンディー事業部として食玩部門を独立させた1990年代以降からは、ミニプラを初めプラ組み立てキット食玩として独自の開発と販売が行われる様に成った。
近年は、主にスーパー戦隊シリーズのロボットが商品化されている。
当初はDX玩具版の機構をそのまま踏襲するものが多かったが、2号ロボとのスーパー合体などのギミックがオミットされたりなど、90年代まではあくまでDX玩具版の廉価商品という位置付けに留まっていた〔ただし、一部の商品ではDX同様のギミックを持つものも存在する。〕。
そのミニプラの評価が一気に高まったのは2001年以降のことで、これ以降、ミニプラのクオリティは急速に高まっていくこととなる。この頃より、DX玩具版の廉価商品的な位置付けから徐々に現在のような変形合体などのDX玩具版の基本的な要素を踏襲しつつ、可動やプロポーションを向上させる方向に転換した。さらに、DX玩具版では不可能だった合体が改造無しで可能になっているものもある〔合体時の結合部のジョイントが同じ形のものがほとんどであるため、商品によっては他作品のもの同士を合体させることも可能だったり、劇中やDX玩具版では不可能だった合体(モウギュウダイオーに恐竜折神の脚を付けておける場所があり、劇中通りのキョウリュウサムライハオーを作れたり、グランドゴセイグレートは、ゴセイグランドのシーレオン、スカイオンを合体させる穴とデータスハイパーの膝を待機モード、データス時に、付けておく突起を利用してグランドゴセイグレートとデータスハイパーを合体させることが可能だったりするなど)が改造無しで行えたりする。〕。この背景には近年、企画をバンダイ、設計から生産までを系列会社のメガハウスがそれぞれ担当している事も関係している〔ハイパーホビー2007年11月号(徳間書店刊)内の担当者インタビューより〕。それに伴い各関節部の可動性などの複雑なギミックの搭載を実現した以降は、対象年齢以上のマニア層にも人気を博したが、その一方で多数のパーツなど組み立ては複雑化した〔そのことを踏まえて、最近のミニプラではパーツ数を減らしつつ、組みやすい構成にするなどとしたアイディアも盛り込まれている。〕。組み立て方自体は手足のパーツが左右ごとに別のランナーに分かれて成型されていたり、組み立てガイドも挟み込むパーツなどを赤く表示するなど、児童にも組み立てやすくする工夫がなされている〔耐久性の関係で一部の可動軸等他に負荷がかかる事もある。〕。
初期の頃よりミニプラレーベル以外の関連商品が展開され、2002年以降は、300~500円台の価格帯の半完成品の食玩でミニプラとの互換性のある商品が幾つか発売されている(「超マックスアバレンジャー」「轟轟合体アルティメットダイボウケン」等)。2005年の「ミニプラ トラベリオン」より、「(戦隊名)ロボシリーズ」という表記が入るようになり〔2013年発売の『獣電戦隊キョウリュウジャー』シリーズのミニプラにはその表記がない。〕、これら互換性のあるレーベル外の商品にもこのネーミングが入るようになった。また1988年に発売された「メタル合金」シリーズのライブロボは、ミニプラのライブボクサーとスーパー合体してスーパーライブロボに合体可能という商品であった〔メタル合金カテゴリーの商品は、スーパー戦隊シリーズの場合、1987年発売のギャラクシーロボ以降は、1号・2号ロボ同士がスーパー合体する商品となりライブロボのほかに1989年発売のターボロボとターボラガー(スーパーターボロボに合体可能)と、1990年発売のファイブロボとスターファイブ(スーパーファイブロボに合体可能)がある。同時期にガンダムシリーズも商品化され豪華武者頑駄無(デラックスムシャガンダム)がシリーズ化された。メタル合金カテゴリーは短命に終わり後にミニプラに準ずる通常の食玩プラ組立てキット又は半完成品としての商品が主となる。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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