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『ミニミニ社員』(ミニミニしゃいん)は、1970年10月4日から1971年1月24日までTBS系列局で放送された朝日放送(ABC)制作のコメディ番組である。主演は正司敏江・玲児。放送時間は毎週日曜 12:15 - 12:45 (JST) 。 == 概要 == 1960年代にやはり同系列局の同時間帯で人気だった『スチャラカ社員』(中田ダイマル・ラケット、ミヤコ蝶々主演)のリメイク版として、同番組を担当した澤田隆治が引き続き演出を務めた。澤田は当時どつき漫才で人気爆発の敏江・玲児に入れ込んでいて、この『ミニミニ社員』のほかにも当時同局で月曜 - 金曜の夕方に放送の帯番組『敏江・玲児だ、みんな集まれ!』(後の『笑って笑って30分!』、『夕やけ笑劇場』の枠)、土曜午後に放送のコメディ『敏江・玲児のあきれた学園』などを一手に担当していた。同局においては一週間まるまる澤田演出、敏江・玲児主演のレギュラー番組が出揃うこととなった。なお、この『ミニミニ社員』には『あきれた学園』とともに敏江・玲児を中心にレツゴー三匹、若井ぼん・はやと、2代目桂春蝶など松竹芸能系当時の若手芸人が総出演。これらの若手出演者のまとめ役となったのは、同じ夫婦漫才のベテラン京唄子・鳳啓助で、澤田によれば『スチャラカ社員』時代のミヤコ蝶々・南都雄二を踏襲したキャスティングでもあった。 番組制作は、実質『道頓堀アワー』以来強烈なパイプラインを持っていた松竹芸能と朝日放送の共同出資によるテレビ制作プロダクション・ビデオワークが担当。したがって、松竹ユニットの色合いが強い番組であった。 脚本は新野新。澤田との出会いは大阪万博会場にて。敏江・玲児の魅力と可能性をプレゼンされながら半ば強引に起用されたという。この時には既にかつてのコメディ全盛時代を過ぎて、『スチャラカ社員』や『てなもんや三度笠』で「鬼の澤田」とも異名をとった猛烈な演出ぶりが1970年代を迎えてもなお旺盛で、「澤田イズムに浸れた、自分のなかでも印象深い仕事」と後に語っている。なお、澤田=新野=敏江・玲児トリオでは当時、道頓堀・中座において毎年8月上演の喜劇が恒例化されたこともある。 主演を務めた敏江・玲児は、この『ミニミニ社員』を始めとして数多くの全国ネットレギュラー番組でを抱えており、ついには1970年暮の『第21回NHK紅白歌合戦』へ唄子・啓助、笑福亭仁鶴とともに上方の漫才、落語系演芸人としては初の応援ゲスト出演を果たすこととなった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ミニミニ社員」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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