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ミネルヴァ級コルベット()は、イタリア海軍で運用されているコルベットの艦級。1987年から1991年にかけて全部で8隻就役した。主として哨戒任務に用いられている。 == 概要 == 本級は、1950年代のコルベットであったアルバトロス級およびピエトロ・ディ・クリストファロ級各4隻を代替するものとして開発された。当初は、4隻ずつを3グループ、合計12隻を建造する計画であり、第1グループは1982年に発注された。しかし、予算上の問題から第3グループの発注は行なわれずに終わった。 File:Danaide F553.jpg| 「ダナイデ」 File:Sfinge F554.jpg| 「スフィンジェ」 File:Sibilla F558.jpg| 「シビッラ」 本級の任務は、シチリア島周辺など戦略的に重要な海域を哨戒することであり、また平時には排他的経済水域の警備や乗員の訓練に用いられる。沿岸域を主たる作戦海面として想定しており、強力な航空脅威が想定されることから、1,200トン級という小型の艦であるにもかかわらず、アルバトロス個艦防空ミサイル・システムを搭載している。その一方、哨戒を主任務とすることから対水上火力は貧弱であるが、必要に応じてテセオ艦対艦ミサイルの追加装備が可能とされている。このために前後の上部構造物はやや離されており、また砲やPDMSは射界を確保するため前後に離して設置されていて、アルバトロス級などが上部構造物や兵装を艦の中央部にまとめていたのと対照的となっている。 File:Cannone Minerva.jpg| 「ミネルヴァ」のOTO 7.6cm自動砲 File:Mitragliera Sfinge.jpg| 「スフィンジェ」の25mm機関砲 File:Corvetta Danaide.jpg| 「ダナイデ」のアルバトロスPDMS 8連装発射機 File:Plancia Danaide.jpg| 「ダナイデ」の艦橋 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ミネルヴァ級コルベット」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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