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ミノサイクリン : ウィキペディア日本語版
ミノサイクリン

ミノサイクリン(ミノサイクリンえんさんえん、''minocycline'' 英語版)は、広域スペクトル性のである。抗菌スペクトルは他のテトラサイクリン系抗生物質よりも広い。抗菌性は静菌的である。生体内半減期が長いため、血漿中濃度は他の水溶性のテトラサイクリン系抗生物質よりも2〜4倍高く保たれる。代表的な商品名は、日本ではミノマイシン、アメリカではミノシンである。
ミノサイクリンはアメリカの(後の→)により発見された。
== 特徴 ==
ミノサイクリンは、テトラサイクリン系抗生物質の中でも第一選択となることが多い。これはと並び体内半減期が長いため、1日の服薬回数が少なくて済むことと、古いテトラサイクリン系抗生物質に対する耐性菌にも効果が期待できるためである。服薬が1回1錠(又は1カプセル)を1日2回で済み、1日に4回服薬する必要のあるやよりも患者の負担が少ないからである。海外では放出調整剤も流通しており、1日1回の服薬で済むこともある。
主な適応症として、尋常性ざ瘡(ニキビ)および、他の皮膚感染症、ならびにライム病の治療に用いられる。ミノサイクリンは、β-ラクタム系抗生物質に対する耐性菌にも効果があることがあり、一部のMRSA感染による症状を治療するのに用いられたり、β-ラクタム耐性アシネトバクターによる疾患を治療するのに用いられたりすることもある。ミノサイクリンは、髄膜炎菌に対する活性も有するなど、他のテトラサイクリン系抗生物質と比較しても幅広い抗菌スペクトルを有するが、予防薬としての投与は、副作用(めまい光線過敏)の問題や、耐性のつきやすさのために現在は勧められていない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ミノサイクリン」の詳細全文を読む



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