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ミヒャエル・パーマー
ミヒャエル・パーマー(Michael Pamer, 1782年9月3日 - 1827年9月4日)は、オーストリアの音楽家。ウィンナ・ワルツの最初期の作曲家のひとりである〔 渡辺(1989年2月) p.298〕。 == ウィンナ・ワルツの創始 == 1814年から始まったウィーン会議において、ワルツはヨーロッパ中の貴族階級に広まった〔 加藤(2003) p.46〕。しかし、当時のワルツは、伝統的なカドリーユのあとに多数の小さなワルツを繋げた作品で、延々と続くただのダンス音楽であった〔。 そのような中で、ウィーンの下町のダンスホール「シュペール(Sperl)」の指揮者であったパーマーは、世界で初めて「トゥーシュ(序奏)」と「コーダ」をワルツに採り入れた〔 加藤(2003) p.47〕。それまでのワルツはウィーン郊外で庶民によって踊られるためのものであったが、パーマーのワルツからは、従前のものにはない優雅さや優美さがみられるようになった〔 渡辺(1989年2月) p.294〕。この功績によって、パーマーはウィンナ・ワルツの創始者のひとりとされる。 なお、パーマーのワルツには四分の四拍子のものも多いが、これはコントルダンスの名残であると思われる〔。
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