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ミャンマーの茶 : ウィキペディア日本語版
ミャンマーの茶[みゃんまーのちゃ]
ミャンマーの茶(ミャンマーのちゃ)では、ミャンマーにおけるについて解説する。茶の発祥地である〔大森、1995年、P.703〕中国雲南省とミャンマーは国境を接しており、古くから茶の栽培と利用が行なわれてきた。また、ラペソーなど独特の後発酵茶が現在でも広く親しまれている。
== 茶の種類 ==
ビルマ語はラペ(Lahpet,Lepet)と呼ばれ、柔らかい茶葉を原料としたものが好まれる。伝統的な不発酵茶(緑茶)のラペチョウ(チョウは「乾いた」という意味)は生茶葉を蒸して天日で乾燥させたものであり、ポットに入れてお湯を注いで出す。ラベチョウは最も高価であり、一番茶が用いられる〔難波、1999年、P.641〕。二番茶や三番茶は、後発酵茶の食品であるラペソーに用いられる。さらに等級の低い四番茶などはラペチンチャウ(チンは「酸っぱい」という意味)に加工される。
ラペチンチャウはラペソーと同じようなプロセスで発酵まで進め、その後に乾燥させて作る。大半は最初からラペチンチャウとして作られるが、発酵中にカビや異臭が発生したラペソーや、濡れてカビが生えたラペチャウを乾燥させて作るケースもある〔難波、1999年、P.645〕。ヤンゴン周辺やミャンマー南部の海岸地方など、井戸水に塩分が混ざる地域でラペチンチャウは好んで飲まれる。この地域特異性は同じ後発酵茶である四国碁石茶と共通しており、両者は香りも似ている〔。
これらミャンマー独特の茶の他に、植民地時代に広まった紅茶や、中国と同様の釜炒り茶も飲まれている。紅茶についてはブラックティーに砂糖をたっぷり加えるスタイルが主流である〔中村、1995年、P.36〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ミャンマーの茶」の詳細全文を読む



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