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ミヤコジマハナワラビ
ミヤコジマハナワラビ(宮古島花蕨)は、熱帯地方に分布する珍しいシダ類である。ハナヤスリ類の中で独自の群をなす。 == 特徴 == ミヤコジマハナワラビ(''Helminthostachys zeylanica'' (L.) Hook.)は、シダ植物門・ハナヤスリ科の植物で、一種のみでミヤコジマハナワラビ属 ''Helminthostachys'' を構成する。立ち上がった茎の先端に水平に広げた葉の間から、胞子葉が立ち上がるという変わった姿である。 根茎は地下にあり、多数の太い真っすぐな根を出す。そこから真っすぐに立ち上がる茎は厳密には担葉体(たんようたい)と呼ばれるもので、高さは20-40cm、濃緑色でやや柔らかい。その先端には栄養葉を掌状につけるが、実際にはこれは基部で3裂した小葉が、さらにそれぞれの基部でいくつかに分かれたものである。それぞれの小葉は長楕円形で長さ6-20cm、柔らかく、表面にはつやがある。葉の縁には不規則な鋸歯が出る。小葉はおよそ水平から斜め上に広がる。 よく育ったものでは、掌状に広がる栄養葉の間から胞子葉が出る。胞子葉は大きいものでは20cmほどになり、数cmの柄の先には穂状に胞子嚢をつけた軸が伸びる。この軸は時に分枝を出すこともある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ミヤコジマハナワラビ」の詳細全文を読む
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