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ミヤマトウバナ : ウィキペディア日本語版
ミヤマトウバナ


ミヤマトウバナ(深山塔花、学名:''Clinopodium micranthum'' var. ''sachalinense'')は、シソ科トウバナ属多年草イヌトウバナを基本種とする変種〔〔〔『日本の野生植物 草本III 合弁花類』p.86〕。
==特徴==
は直立または斜めに立ち上がり、高さは30-70cmになり、茎はほとんど無毛かまばらに毛があり、ふつう上部で枝分かれする。は対生し、長さ1-2cmの葉柄がある。葉身は長卵形で、長さ2.5-6cm、幅1.5-4cm、葉先は鋭頭または鈍頭、基部はくさび形になり、縁には鋸歯がある。葉の両面にまばらに毛が生え、裏面の腺点は目立たない〔〔〔。
花期は7-9月。枝先や上部の葉腋に花穂をつけ、枝先の花穂は長さ3-10cmになる。花は数段、やや接してまばらに輪生し、花穂の軸には下向きに曲がった毛が生える。仮輪の下につく小苞葉は線形で、小花柄より短い。は筒状2唇形で、長さ約4mmになり、上唇は3裂、下唇は2裂し、ごく短い毛があって裂片は尾状にとがり、縁に開出毛が散生する。花冠は白色でわずかに紅紫色を帯び、長さ5-6mm、上唇は浅く2裂し、下唇は3裂する。雄蕊は4個のうち下側の2個は少し長い。果実は4個の分果で、長さは約0.7mmになる〔〔〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ミヤマトウバナ」の詳細全文を読む



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