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ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク(Music From Big Pink)は、ザ・バンドのデビュー・アルバムである。 == 解説 == サイケデリックブーム真っ盛りの1968年にレコーディングされた本作だが、その流れとは正反対に、従来のR&Bやゴスペルなどの黒人音楽と、カントリーやトラデイショナルソングなどの白人音楽とが融合したサウンドを作り上げ、独特の渋さを持つ曲が全編を覆っている。 「ビッグ・ピンク」とは、ザ・バンドとボブ・ディランが一時借りていた住居の通称である。住居の側壁がピンク色に塗装されている事に由来している。アルバム・タイトルは、本作の音楽がビッグ・ピンクで録音されたものという印象を与えるが、実際にはニューヨークのA&Rスタジオとロサンゼルスのゴールド・スター・スタジオで録音が行われている。ビッグ・ピンクは所有者を変え、現在も往時の外観を留め現存している。 シングル「ザ・ウェイト」は全米63位〔・全英21位〔ChartArchive - The Band 〕に達した。また、同曲は映画『イージー・ライダー』でも使用されたが、権利関係の問題のため、サウンドトラック・アルバムではスミスというバンドの演奏によるカヴァーに差し替えられた〔Easy Rider - Original Soundtrack : Songs, Reviews, Credits, Awards : AllMusic 〕。 この年の末に、ジョージ・ハリスンがディランを訪問するため渡米した際、このアルバムを大量に買い、帰国後「これは傑作だから、絶対に聞け。」と周囲に配り渡した。〔中川康樹「ビートルズとボブ・ディラン」p・172〕 『ローリング・ストーン』誌が選んだ「オールタイム・ベスト・アルバム500」(大規模なアンケートで選出)と「オールタイム・ベスト・デビュー・アルバム100」に於いて、それぞれ34位〔〕と9位〔〕にランクイン。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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