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ミドリサンゴ(緑珊瑚、''Euphorbia tirucalli'')はトウダイグサ科の低木。別名としてアオサンゴ(青珊瑚)、ミルクブッシュ(英語Milk bush)など。観賞用に栽培される。アフリカ東部周辺の乾燥地の原産と考えられるが、世界の熱帯に広く帰化している。 茎は濃緑色(品種によっては赤などもある)で多肉質、よく分枝する。若枝にはごく小型の葉がつくが生長とともに脱落し、茎だけが目立つ。茎を切ると白い乳液が出る。ミルクブッシュの名はこれによる。 ==利用== 観賞用に室内または温室で栽培される。しかし乳液にはホルボールエステル等が含まれ、毒性が強いので注意を要する。皮膚につくとかぶれを起こし、特に目に入ると危険である。 乳液には炭化水素も多く含まれるため、かつて燃料用作物として注目され、化学者メルヴィン・カルヴィンやペトロブラスによって研究されたが、効率が悪く実用化されていない。 毒性が強いが、古くからアフリカやインドなどで民間薬としても用いられた。しかしながら、このような利用がバーキットリンパ腫(アフリカに集中発生するリンパ腫で、直接の原因はEBウイルス)の誘発因子ではないかとも考えられている〔van den Bosch C, Griffin BB, Gazembe B, Dziweni C, Kadzamira L, 1993, Br J Cancer, 68, 1232-1235.〕 〔MacNeil1 A; Sumba OP, Lutzke ML, Moormann A, Rochford R, 2003,Br J Cancer, 88, 1566–1569.〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ミドリサンゴ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Euphorbia tirucalli 」があります。 スポンサード リンク
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