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ミレッド
ミレッド(mired)は、逆色温度(色温度の逆数)の単位である。色温度のかわりに逆色温度を使うのは、数値の差を色の違いにうまく比例させるためである(図参照)。 逆色温度のSI単位は K(毎ケルビン)となる。ミレッドはその倍(100万分の1)であり、µ(K) (マイクロ毎ケルビン)と表せる。つまり、色温度をケルビンで表した値の逆数を100万倍すると、逆色温度をミレッドで表した値となる。miredという語は"''mi''cro(SI接頭辞でを意味するマイクロ) ''re''ciprocal(逆数) ''d''egree(度)"から作られたものである。degreeのかわりにkelvinを使ってミレック (mirek) ともいう。 ただし、 が (cm) であるように、SI組立単位は冪より接頭辞のほうが優先順位が高いので、ミレッドをSIで普通に表すと MK(毎メガケルビン)となる。これはつまり、色温度をメガケルビンで表した値(ケルビンで表した値の100万分の1)の逆数ということだが、計算の順序が違うだけで同じことである。 例えば、色温度 25 000 K (0.025 MK) の青空は40ミレッド、5000 K (0.005 MK) の撮影用フラッシュは200ミレッドとなる。 ミレッドは写真撮影の際の色温度の計量に特に便利である。10ミレッドを意味するデカミレッド(decamired)という単位も用いられる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ミレッド」の詳細全文を読む
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