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ミーカ(Mika, 1983年8月18日 - )は、レバノン出身、現在ロンドン在住のシンガー・ソングライター、音楽プロデューサー、グラフィック・デザイナー。正式名はマイケル・ホルブルック・ペンニマン・ジュニア (Michael Holbrook Penniman, Jr.) 。またミカ・ペンニマン (Mica Penniman のち Mika Penniman) としても知られる。 2007年にデビュー。裏声を多用する高音のボーカルを武器に、ウィットに富んだ純度の高いポップチューンが特徴。その音楽性は、しばしばフレディ・マーキュリー、シザー・シスターズ、エルトン・ジョンらと比較される。そのスタイルからゲイではないかという憶測が生じ、本人はそれについての言及を避けてきたが、2009年9月に発売されたオランダのゲイ雑誌『ゲイ&ナイト』で「僕のことを定義づける言葉が必要なら、バイセクシュアルを使えばいい」と述べた〔http://www.gay.eu/article/16135/〕〔http://www.pinknews.co.uk/news/articles/2005-14195.html〕。2015年5月発表の「グッド・ガイズ」には"where have all the gay guys gone?"との歌詞がある。 正式名「マイケル」(Michael) の短縮形が「ミカ」(Mica Mika) で、このいずれもが本名である。当初は Mica の方を使っていたが、それが「マイカ」と誤読されることがあまりにも多いことに閉口して、これを Mika と改めた〔(August 21, 2007). "Mika: 10 things you never knew about your favourite star", ''The Gold Coast Bulletin'', p. 28。王立音楽大学のときに組んでいた日本人留学生の名の一部 Mika から着想したものだという。〕。デビュー当初日本でも「ミカ」と表記されるのが一般的だったが、日本語では同音の「美香」や「三佳」が女性の名を連想させるものであることから、やがてこれを「ミーカ」と改変して表記する媒体も現われ、しばらくはこの二つが混在していた。しかしアルバムが正式に日本でリリースされるのを機会に、以後の国内盤CDや音楽関係の印刷媒体においてはその名の表記を「ミーカ」に統一することが申し渡された。本項の記事名もこれに準拠している。 == 来歴 == レバノンのベイルートでアメリカ人の父とレバノン人の母のもと、5人兄弟の3番目として生まれる。姉がふたり、妹と弟がひとりずついる。 1歳の時に内乱が再燃し収拾不能な状態となったため、家族は国外退去を余儀なくされてパリへ移住した。さらに、9歳の頃、こんどは父親がクウェートのアメリカ大使館に人質として監禁されると、一家はイギリスの庇護を受けるためにロンドンに移住する。そうした波乱に満ちた少年時代に、オペラ声楽の訓練を受けたのきっかけとして音楽に目覚める。初めての作曲は7歳の時のことで、『Angry』というピアノ曲を作曲をしているが、本人によればこれは「ひどい」曲だったという。 ロンドンではフランス人学校に入学するが、散々なイジメに遭い、難読症にも悩まされたため(現在も難読症である)、数ヶ月母親による家庭内教育を受けつつ、いくつかの学校を転々とした。この6~7ヶ月間の家庭学習期間に、ロシア人のソプラノ歌手に歌の指導を受け始めた。大学はロンドン・スクール・オブ・エコノミクスに進学するが1日で退学し、名門音楽学校である王立音楽大学に入学した。それも中途退学すると、本格的なミュージシャンとして活動を始め、アルバムの制作にはいった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ミーカ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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