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ミーラン遺跡[みーらんいせき]
ミーラン遺跡は、中国の新疆ウイグル自治区に位置する遺跡群。長期にわたる年代にまたがっており、鄯善の伊循城跡や漢代の屯田、唐代の戍堡遺跡などを含む。仏教寺院の壁画からは、古代ローマの風格を持った3世紀の「翼をもつ天使像」が発見された。 == 地理および歴史 == 古代におけるミーランは、タクラマカン砂漠の南のオアシス都市で、シルクロード上のロブノールとアルチン山脈の交わるところに位置した。 2000年前、山上の水源によりミーランは良好な灌漑をおこなうことができ、西域南道の交易の中心として栄えた。仏教が発展して寺院が林立した。 中国の歴史文献中のミーランの旧称は相当混乱している。オーレル・スタインとギルスレンはミーランを古代の扜泥とみなした。『漢書』の記述では、扜泥は鄯善(楼蘭)の都城である。酈道元の説では鄯善の都城は伊循であり、カルクリク(現代の若羌県)にあたる。唐代の旅行記からは唐代の伊循が今日のミーランとみなされるが、カルクリクとミーランの間には距離にして80kmも離れており、異論が絶えない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ミーラン遺跡」の詳細全文を読む
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