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ムギラン
ムギランは、小型の着生ランである。日本産の着生ランではもっとも普通な種の一つである。 == 特徴 == ムギラン(''Bulbophyllum inconspicuum'' Maxim.)は、単子葉植物ラン科マメヅタラン属の多年草である。日本産のこの属のものでは最も普通種で、樹木の幹や岩に張り付いて育つ着生植物である。 匍匐茎は針金のように細くて硬く、横に這ってあちこちから根を出す。匍匐茎にはわずかに間を開けて偽球茎をつける。偽球茎は卵形で緑色、表面は少ししわがよっていて硬い。その先端に葉が一枚つく。葉は楕円形、長さは1-3cm、偽球茎と同じくらいか一回り大きい。先端は丸い。葉質は肉厚で硬く、やや偏平で主脈に沿って少しだけ折れる。古くなると葉は基部で折れて落ちるが、偽球茎は数年間は生き残り、水や栄養を蓄える働きをする。したがって、古い部分は緑色の卵形の粒が並んだような姿になり、麦蘭の麦とは、これを麦粒に見立てたものである。 初夏から夏にかけ、偽球茎の基部から花茎が出て、先端に花を普通は一つつける。花茎は短めで、花は葉の上に顔を出さない。花は黄色っぽく、それぞれの花弁は楕円形でやや先端がとがり、抱え気味に開く。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ムギラン」の詳細全文を読む
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