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ムドロス休戦協定[むどろすきゅうせんきょうてい] ムドロス休戦協定(ムドロスきゅうせんきょうてい、、)は、1918年10月30日、連合国とオスマン帝国との間で締結された休戦協定。 ダーダネルス海峡の入口に浮かぶギリシア領リムノス島の、ムドロス港(マウドロス港)に停泊中のイギリス海軍戦艦アガメムノンの艦上において、オスマン帝国の海軍大臣ラウフ・オルバイとイギリス海軍地中海艦隊の提督らが署名した〔Karsh, Efraim, ''Empires of the Sand: The Struggle for Mastery in the Middle East'', (Harvard University Press, 2001), 327.〕 。この休戦協定で、第一次世界大戦の中東戦線での戦闘に終止符が打たれ、連合国諸国とオスマン帝国との戦争はオスマン帝国の敗戦に終わった。 == 休戦協定の開始 == オスマン帝国と連合国との停戦に向けた協議は、まずオスマン帝国が、捕虜としていたイギリス陸軍少将(クートの戦いで1916年に降伏して以来オスマン軍の捕虜となっていた)をイギリス軍の拠点であったムドロス港へ派遣したことによって開始された。連合国軍のイギリスとフランスとの間にはエーゲ海での連合国艦隊の指揮をめぐって1918年には反目が生じており〔Paul C. Helmreich, S. 3f.〕、フランスがブルガリア王国との休戦協定で単独行動を取っていたこともあり〔Paul C. Helmreich, S. 31, Fußnote 2〕、イギリス海軍ゴフ=カルソープ提督はフランス抜きで中東での戦後の覇権を確固たるものとすべく〔停戦交渉を始めた。
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Armistice of Mudros 」があります。
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