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ムナコブクワガタ属 (''Rhyssonotus'') は、昆虫綱甲虫目クワガタムシ科に属する分類群。オーストラリア東部クイーンズランド州・ニューサウスウェールズ州などに分布し、7種〔から8種〔ほどが知られる。 大きさは1 - 3cm。雌は雄よりやや大アゴが発達せず、体も小さい。ムナコブクワガタ ''Rhyssonotus nebulosus'' は灰色を基調とする斑模様で、他の種は黒い。前胸背板は広く角ばっている。雄の大顎は種類によっては、ヒョウタンクワガタのように左右に角状に発達するものがいれば、そうでない場合があり、いろいろな形態と色合いを持つことで注目される。 名前は、前胸背板の両肩に窪みがあることからで、英語では''Brown Stag beetle''と呼ばれている。 幼虫は発酵の進んだ朽ち木を好む傾向が強いが、3齢幼虫になると一定の場所に留まって生活するようになる。 ==種== ここでは7種を認める意見に従う。 ;ムナコブクワガタ(マダラムナコブクワガタ) ''Rhyssonotus nebulosus'' :全体的に灰色で、褐色の斑模様がある。これは乾燥時には茶色っぽく、湿度が高いと黒っぽくなり、特に小楯板においては変化が大きく、乾燥時は黄色く、湿度が高いと黒になる。ニジイロクワガタやキンイロクワガタ属と近縁でありながら、このように特異な体形をしており、しばしば取り上げられる。 ;ツノムナコブクワガタ ''R. laticeps'' :雄の大アゴはアーチ状。複眼突起が非常に発達する。前翅には筋がある。 ;ツヤムナコブクワガタ ''R. politus'' ;ユグリラスムナコブクワガタ ''R. jugularis'' :他の種に比べれば前胸背板が小さめで、その分腹部が大きい。表面、特に頭部、前胸背板に点刻が多く、ざらざらとしている。 ;パラレルスムナコブクワガタ ''R. parallelus'' ;グランディスムナコブクワガタ ''R. grandis'' ;コスタトゥスムナコブクワガタ ''R. costatus'' ;フォベオラトゥスムナコブクワガタ ''R. foveolatus'' :雌のみが記載されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ムナコブクワガタ属」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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