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ムハマディヤ
ムハマディヤ(Muhammadiyah)とは、インドネシアで興った「イスラーム本来に戻るべき」という近代イスラーム改革運動として1912年11月18日にジャワ島中部のジョクジャカルタ(ヨグヤカルタ)で発足した団体(ムハマディヤ協会)で、K.H.アフマド・タフラン(1868-1923年)が創立者である。その後、ジャワ島の他の地方都市やスマトラ島に広がり、全国区の団体へと成長した。ちなみにムハマディヤとは、預言者ムハンマドの「信者」あるいは「信奉者」を意味する〔イ・ワヤン・バドリカ著 2008年 181ページ 〕。 == 沿革 == 19世紀後半、エジプトにおいて、ムハンマド・アブドゥフ、ラシード・リダーといった指導者が登場した。彼らの思想というのは、イスラームの復興に焦点が当てられていたが、あくまでも改革主義であり、近代的な西欧の知識や学問を吸収しつつ、クルアーン、ハディースに基づくイスラーム理解を進めるというものであった。 インドネシアにおいても、彼らの思想の影響が大きく、1912年の発足以来、教育を1つの柱としている。加えて、病院、産院、診療所といった医療活動をもう1つの柱と据えることによって、発展を遂げてきた。また、ムハマディヤの主張はインドネシアのイスラムはクルアーンから逸脱しており、ムスリムの不幸はそこに起因する、従って原典に帰ってアッラーの教えを正しく学び、広め、実践することによって個人の幸福と安寧および社会の福祉、民族と国家の繁栄がもたらされる、というものである。ムハマディヤは、イスラム教の根本は近代的解釈を施したコラーンとハディースであるという見解を持っていた〔イ・ワヤン・バドリカ著 2008年 181ページ〕 。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ムハマディヤ」の詳細全文を読む
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