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ムハンマド・アル=バドル : ウィキペディア日本語版 | ムハンマド・アル=バドル
アル=マンスール・ムハンマド・アル=バドル・ビン・アフマド()は、イエメン王国第3代(最後の)国王。 == 生涯 == 1962年9月18日、前王であった父アフマド・ビン=ヤフヤが没したため即位した。しかし国内、特に軍部の掌握に失敗し、同年9月26日に発生した陸軍のクーデターによりイエメン・アラブ共和国が成立し、国王の座を追われる。クーデターには、エジプトの支援があったとされている。国を脱出した後、サウジアラビアの後ろ盾を得て亡命政権を樹立した。イエメンは、1960年代を通じて国王派と共和国派に分かれた内戦状態(北イエメン内戦)となった。 1970年には、エジプトが第三次中東戦争を契機に軍事支援を中断、イエメンから撤退した。反エジプトで結束していた国王派の多くが目的を失い、幹部の多くが共和国派に取り込まれる形で離脱し、国王派の亡命政権が瓦解した。支えを失ったムハンマド・アル=バドルはイギリスへと亡命、1990年のイエメン共和国発足時にもキャスティング・ボートは握れず、イエメン王国復興を果たせぬまま1996年に死去した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ムハンマド・アル=バドル」の詳細全文を読む
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