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ムランビ虐殺記念館[むらんびぎゃくさつきねんかん]
ムランビ虐殺記念館(''Murambi Genocide Memorial Centre'' )は、ルワンダ南部州のムランビにある1994年のルワンダ虐殺に関する記念館である。この建物は元々学校であったが、1994年4月に虐殺の現場となり、現在ではその惨禍を伝えるための記念館として使用されている。 == 概要 == この建物は元々ムランビ技術学校(''Murambi Technical School'' )と呼ばれる学校であった。 ルワンダ虐殺が始まった当初、この地域に住むツチは地元の教会に避難しようとした。しかし、"丘の上の学校に避難すればフランス軍の保護が受けられる"という市長と教会の司教の言葉に欺かれ、ツチらは学校へ隠れることになった。1994年4月16日、唐突に水や電気の供給が停止された。この時点でおよそ6万5000人のツチが学内に避難しており、食料も水も不足する中、避難民らは自衛のために投石用の石を数日かけて拾い集めている。しかし4月21日の夜半、フランス軍が唐突に姿を消すとともに、学校はフツ系過激派民兵のインテラハムウェの襲撃を受けた。約4万5000人のツチが校内で殺害され、この日の虐殺を逃れた者の内の大半も、翌日に近くの教会へと逃れようとしたところを殺害された〔 〕。 現在、ムランビ技術学校の校舎は虐殺記念館として使用され、被害者数千人分の頭蓋骨とミイラ化した遺体が展示されている。なお、ルワンダ虐殺にフランス政府が加担していたとの主張が、2008年にルワンダ政府によりなされている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ムランビ虐殺記念館」の詳細全文を読む
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