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ムレータ
ムレータとは、闘牛の最後の場面で闘牛士が使う、赤いフランネル製の布とそれを支える棒のこと。ムレータは、闘牛の最初の場面で闘牛士が用いるケープとは別物である。なお、片仮名表記ではムレタとも書かれるが、本稿では以降ムレータに統一する。 == 概説 == ムレータは闘牛の最終局面で使用される道具である。ムレータは、エストック(主に刺突攻撃を行うための剣)と、闘牛士が最初の場面で用いていたケープとを覆い隠している。闘牛士は、このムレータを牛の気を引くために使用する。ところで、ムレータは赤色をしているが、元来、ムレータが赤色である必要はない。と言うのも、ウシは2色性色覚(または2色型色覚。いわゆる色盲)であり、闘牛士が最初の場面で用いていたケープの色とムレータの色とを、正確に見分けることができないからである。ムレータが赤色をしているのは、赤色であることが伝統となっていること、そして、ムレータの付着する血痕を見えにくくするといった程度の意味しか持っていない。なお、ムレータを右手に持つことをデレチャソ、左手に持つことをナトゥラルと言う。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ムレータ」の詳細全文を読む
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