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ムーンクラフト・紫電 : ウィキペディア日本語版
ムーンクラフト・紫電[しでん]

ムーンクラフト・紫電(しでん)は、レーシングカーコンストラクターのムーンクラフトが、公道での究極のパフォーマンスを目指し開発した2ドアスポーツカー。ただし、現時点で市販には至っておらず、2006年から2012年までプロモーションと開発をかねてSUPER GTのGT300クラスに参戦していた。
== 概要 ==
レーシングカーデザイナーの由良拓也が率いるムーンクラフトが企画開発したスポーツカー。名前の由来は、由良がカウルのデザインを行ない1977年に誕生した富士グランチャンピオンレース(富士GC)用マシン「紫電77」の再来とされたことによる。
安全性と運動性能とを高い次元で両立させるべく、車両のベースにはライリーテクノロジー社のデイトナプロト(デイトナ24時間レース参戦を主目的としたプロトタイプレーシングカー)「ライリー MK XI」が流用されているが、パイプフレームの一部以外はオリジナルの設計となっている。車両の前後左右にはカーボン製の衝撃吸収構造体が設置されており、高い安全性が確保されている。エンジンも、ベース車両と同一の1UZ-FEが搭載されている。
ただし、プロトタイプレーシングカーをベースに設計されており、車両形状はかつてのグループCカーを髣髴とさせる空力処理が施され、限りなく純粋なレーシングカーに近い車である。同様な例として、VemacシリーズやASL・ガライヤ等(いずれもかつてSUPER GTのGT300クラスに参戦していた)があるが、これらは市販車の販売促進に捕らわれないプライベーターの選択肢として、空力などを考慮した自由な設計が現れている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ムーンクラフト・紫電」の詳細全文を読む



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