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ムーンサルトプレス(moonsault press)は、プロレスで用いられる空中技の一種で、コーナートップからの後方270度回転プレスである。考案者は初代タイガーマスクと言われているが、実は初めに披露したのはジョージ高野であり(DVD「最強マスクマン烈伝」にて流智美と清水勉が証言)、ムーンサルトプレスという名前で最初に呼ばれたのは武藤敬司である。 == 概要 == リング四方に存在するコーナーポストによじ登り、リングのマットに対して背中を向けた状態からジャンプし、バック転をしながらリング上に横たわっている対戦相手めがけてボディ・プレスを仕掛ける。技を仕掛ける側の円弧を描くような動きが技の名称の由来となっている。 この技の問題点は、技を仕掛ける側が着地をする際に最初に両膝がマットに叩きつけられることや、不安定であるロープを踏み台にしてバック宙を決める運動が、人間の膝関節が本来持っている動きと逆の動きになってしまうことから、結果膝の半月板を損傷しやすいことである。 武藤敬司はフロリダ修行時代「この技だけで食っていた」と述懐しているが〔武藤敬司25周年記念 特別インタビュー第1弾 〕、グレート・ムタのギミックで参戦していたWCW時代にこの技を多用したために、結果武藤の膝は変形し、満足に歩けないまでに傷んでしまった〔同じく若手時代にこの技をフィニッシング・ホールドとしていた小橋建太も同様に膝を痛め、5度の手術を繰り返すこととなる〕。 空中技の中では比較的容易で見栄えもよいことから、この技を使用するレスラーは多いが、使うレスラーによって技の見た目には個人差がある。小橋建太など多くのレスラーは、大きな弧を描くように跳躍し、体全体で上から叩きつける形であるが、武藤のムーンサルトプレスは上に跳ぶというより、斜め後方に勢いをつけて跳ぶという形になっている。 また、体格が大きい選手でも使用することが多く、ビガロやビッグバン・ベイダー、ヘッドハンターAなどがビッグマッチで使用した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ムーンサルトプレス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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