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月シリーズ(つきしりーず)は、エドガー・ライス・バローズによるアメリカのSF小説のシリーズ名。全3部。ムーン・シリーズとも表記する。 本項では、創元推理文庫版の表記に準ずる(#備考参照)。 == シリーズ構成 == 以下、原題と連載期間、刊行年、2種類の邦題を示す〔エドガー・ライス・バローズ 「E・R・バローズの「シリーズ」もの一覧表」『火星の交換頭脳』 厚木淳訳、東京創元社〈創元推理文庫〉、野田宏一郎、1979年、262頁。〕〔リチャード・A・ルポフ 『バルスーム』 厚木淳訳、東京創元社、1982年、262頁。〕〔エドガー・ライス・バロウズ 「E・R・バロウズ作品総目録(H・H・ヘインズの資料による)」『恐怖のペルシダー』 関口幸男訳、早川書房〈ハヤカワ文庫SF〉、野田昌宏、1971年、292-293頁。〕。時代設定、主人公、作品スタイルも付記した。なお、すべて未来史に該当するが、第2部はその傾向が顕著なため、他の部からは省いた。 また、本作の第1部、第2部には、発端となる部分(ジュリアン3世から、「わたし」が話を聞く部分)がある。 # 第1部は、1967年6月10日(<火星の日>と説明されている)で、場所は大洋横断定期飛行船ハーディング号の「青の間」から、「わたし」の客室まで(航路はシカゴからパリまで)。 # 第2部は、1969年3月で、国際治安航空隊の巡航艇の一室(ハーシェル島付近の公海を飛び立って以降)。 加えて、第2部の冒頭では、2050年の地球侵攻の顛末(ジュリアン5世とオーティスの決戦)も語られている。 創元推理文庫(月シリーズ)全2巻の表紙・口絵・挿絵は武部本一郎。ハヤカワ文庫SF(ムーン・シリーズ)全2巻は金森達。なお、『月からの侵略』の裏表紙は、1941年12月7日の真珠湾攻撃を双眼鏡で眺めているバローズらの後姿が採用されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「月シリーズ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 The Moon Maid 」があります。 スポンサード リンク
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