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メサラジン : ウィキペディア日本語版
メサラジン

メサラジン()とは抗炎症薬の一つで、潰瘍性大腸炎クローン病の炎症を治療するのに使用される。
5-アミノサリチル酸(5-ASA)とも言われる。結核の治療薬パラアミノサリチル酸(4-アミノサリチル酸、PAS)の位置異性体
商品名は「アサコール® Asacol(ゼリア新薬工業)」、「ペンタサ® Pentasa(杏林製薬)」 。アサコールは錠剤、ペンタサは錠剤、顆粒剤、坐剤、注腸剤。
==概要==
元来使われていたサラゾスルファピリジンの副作用を解消するために開発された。
サラゾスルファピリジンの成分のうち副作用の原因となっていたスルファピリジンを除き、有効成分5-アミノサリチル酸のみを取り出した治療薬。
大腸に届く前に小腸で吸収されてしまうことも多いため、ペンタサでは腸溶性の被膜コーティングを、アサコールではpH依存型の被膜コーティングを施行し、胃では溶けずに小腸から大腸にわたって徐々に溶けて、大腸に到達してから5-ASAが放出されるように工夫されている。
5-ニトロサリチル酸を水酸化カリウム/ラネーニッケル触媒と反応させる事によって合成。〔G.Breviglieri, B.Giacomo, C.Sergio, A.Cinzia, E.Campanab, M.Panunzio: "Reduction of 5-Nitrosalicylic acid in water to give 5-Aminosalicylic acid". Molecules 2001, 6, M260.


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「メサラジン」の詳細全文を読む



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