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メスフラスコ : ウィキペディア日本語版
メスフラスコ

メスフラスコ〔学術用語集 化学編、増訂第二版、文部科学省、2004年 ISBN 4-524-40821-5に拠る〕ないし全量フラスコ〔化学分析用ガラス器具、JIS K 0050に拠る。〕(ぜんりょうフラスコ、独:Messkolben、英:volumetric flask)とは、分析化学の分野で試料や溶液を一定量まで希釈するのに用いる、実験ガラス器具の一種である。
== 概説 ==
メスフラスコはガラスないしはプラスチックで作られ、胴体部の平底の球体と長い首の部分から構成されており、首の開口部は栓で封ができるようになっている。栓は本体と摺合せで出来ているガラス製かプラスチック製である。首部分にはすり加工による水位を示す1つの輪が付けられている(標線)。標線はメスフラスコに示されている規定体積を示し、その他には許容誤差や製造メーカー、検定を受けたものは較正温度、精度等級、検定検印などがラベルされている。普通は、無色透明のガラスもしくはプラスチックで作られるが、硝酸銀ビタミンAなど遮光が必要な物質を操作するために、褐色透明の素材で作られるものもある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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