翻訳と辞書
Words near each other
・ メタクリル酸
・ メタクリル酸メチル
・ メタクリル酸メチル樹脂
・ メタクリレート樹脂
・ メタクリロイルオキシエチルイソシアネート
・ メタクリロニトリル
・ メタクロマジー
・ メタクロマジー性色素
・ メタクロマチン
・ メタクロレイン
メタクロロ過安息香酸
・ メタグロス
・ メタケイ酸
・ メタケイ酸ナトリウム
・ メタケイ酸塩
・ メタゲノミクス
・ メタゲノム
・ メタコニッド
・ メタコヌーレ
・ メタコメット


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

メタクロロ過安息香酸 : ウィキペディア日本語版
メタクロロ過安息香酸[めたくろろかあんそくこうさん]

メタクロロ過安息香酸(—かあんそくこうさん、''m''-chloroperoxybenzoic acid, 略称 mCPBA)は示性式が C6H4(Cl)COO2H と表される過酸過カルボン酸の一種で、有機合成において酸化剤としてしばしば用いられる化合物である。3-クロロ過安息香酸とも呼ばれる。
強い酸化力のため、可燃性の物に触れると火災を引き起こす可能性がある。純粋なものはショックや火花により爆発することがある。そのため、メタクロロ安息香酸に水を混合させて安定化させたものも市販されている。これには約75重量パーセントのメタクロロ過安息香酸が含まれている。純粋なものは、ベンゼンなどの溶液を炭酸水素ナトリウムなどのアルカリ水溶液で洗浄することによって得られる。
有機化学において様々な酸化反応を行う試薬として広く使われている。他の過酸に比べて取り扱いが容易なため、好んで使われることが多い。主な用途として、ケトンからエステルへの変換(バイヤー・ビリガー酸化)、アルケンエポキシ化スルフィドスルホキシドスルホンへの酸化アミンアミンオキシドへの酸化などがある。もっぱら求電子的な反応性を示す。
酸に不安定な化合物に対して用いる場合、リン酸緩衝液の存在下で反応を行うと生成物の収率が向上することがある。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「メタクロロ過安息香酸」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.