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メッシーナ地震[めっしーなじしん]
メッシーナ地震〔「1800年以降に世界で5万人以上の死者を生じた地震の一覧」、宇津徳治の「世界の被害地震の表」による、としている。なお、「世界の被害地震の表」は国際地震工学センターのサイトにおいて検索可能 とされている。〕(; )は、1908年12月28日にイタリア南部のシチリア島からカラブリアにかけて発生した地震。モーメントマグニチュード(Mw)7.1の地震とそれに伴って生じた津波により、震源域となったメッシーナ海峡に面した大都市メッシーナとレッジョ・ディ・カラブリアは壊滅的な被害を受けた。犠牲者の数には諸説あり、8万2000人とも、10万人以上とも推定されている。近代ヨーロッパにおいて最悪の犠牲者を出した地震である。 == 地震 == 1908年12月28日(月曜日)午前5時20分頃(現地時間)、メッシーナ海峡を震源域として、モーメントマグニチュード7.1〔の地震が発生した。地震の揺れは北東ないし東へ約400km離れたアルバニアやイオニア諸島でも感じられた〔。地震の揺れが非常に大きいものであったばかりでなく、津波が発生したことで被害が大きなものとなった〔。津波は、メッシーナ南部およびレッジョ・ディ・カラブリア南部で最大12メートルを記録している〔。 6,000 km2におよぶ地域でほぼすべての建物が破壊され〔、メッシーナ海峡に面した2つの大都市、メッシーナ(人口14万人)とレッジョ・ディ・カラブリア(人口4万5000人)は深刻な被害を受けた〔。特にメッシーナでは地震と津波の襲来によって建築物の90%が破壊された〔。 メルカリ震度階級は19世紀後半から20世紀初頭にかけて考案・改良されたが、サンフランシスコ地震(1906年)のメルカリ震度 X を上回り、初めて XI が記録された。メッシーナとレッジョ・ディ・カラブリアの震度について、イタリア国立地学火山学研究所(INGV)の地震データベースは改正メルカリ震度 で X - XI としているが(郊外で最大震度XI)〔、同じくINGVの写真ギャラリーでは改正メルカリ震度 XI - XII に達したとも記されている〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「メッシーナ地震」の詳細全文を読む
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