翻訳と辞書
Words near each other
・ メッテルニッヒ
・ メッテルニヒ
・ メッテ=マリット (ノルウェー王太子妃)
・ メット
・ メット (曖昧さ回避)
・ メット (肉)
・ メットイン
・ メットライフ
・ メットライフアリコ
・ メットライフアリコ生命保険
メットライフビル
・ メットライフ・スタジアム
・ メットライフ・ビル
・ メットライフ生命
・ メットライフ生命保険
・ メットル島
・ メットヴルスト
・ メットール
・ メットールシリーズ
・ メッドグン・3Kバッテリー


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

メットライフビル : ウィキペディア日本語版
メットライフビル

メットライフビル () は、ニューヨークパーク街200号にある超高層ビル。かつてパンナムビル (Pan Am Building) と呼ばれていた。
==歴史==

パンナムビルは、パンアメリカン航空(パンナム)の本社ビルとして1963年3月7日にオープンした。その当時としては、世界一高い商業オフィスビルであった〔Horsley, Carter C. The MetLife Building , The Midtown Book. 2007年9月30日閲覧〕。マンハッタンのスカイラインの重要な一角であり、アメリカ50大ビルの一つである。設計はバウハウスの校長であり、モダニズム建築の巨匠とされるヴァルター・グロピウスとピエトロ・ベルスキらの共同設計である。
パンナムが長年にわたってこのビルを所有しており、ビルの南北の面に「PAN AM」のロゴタイプが、東西の面にはパンナムの商標である地球儀のロゴマークが描かれており、このビルは世界の航空業界をリードしていたパンナムの繁栄の象徴だった。
しかし、1970年代後半になるとパンナムの経営は悪化し始め、パンナムはビルを売却せざるを得なくなり、1981年、生命保険会社のメトロポリタン・ライフ・インシュアランス(Metropolitan Life Insurance Company、メットライフ)にビルを売却。1991年にパンナムが事業を停止した時メットライフは南北にあったパンナムのロゴを自社のロゴに置き換え、ビル名も「メットライフビル」に改名した〔Schneider, Daniel B. "F.Y.I." ニューヨーク・タイムズ1997年1月5日。2007年9月30日閲覧〕。
2005年、メットライフはビルを17億2000万ドルで売却。アメリカ合衆国のオフィスビルとしては最高金額を記録した。購買者はTishman Speyer Propertiesの合弁会社とニューヨーク市従業員退職年金基金、ニューヨーク市教員退職年金基金であった。
このビルは、ジョン・F・ケネディ国際空港へのヘリコプターサービスでも知られ、屋上のヘリ発着場から7分で空港まで行くことができた。このサービスは1965年12月21日から1968年2月18日と、1977年の数か月の間のみ行われた。しかし、死者5人を出した事故が発生し、このサービスは終了した〔Schneider, Daniel B. "F.Y.I." 1999年7月25日。2007年9月30日閲覧〕〔Hudson, Edward. "Helicopter Service From Roof Of Pan Am Building Suspended; PAN AM SUSPENDS COPTER SERVICES" ニューヨーク・タイムズ1968年2月19日。2007年9月30日閲覧〕。1977年5月16日、故障した降着装置が原因で、まだローターの回転していたヘリコプターS-61が転覆し、ヘリを待っていた客4人が死亡。死者の中にはエクスプロイテーション映画製作者のミカエル・フィンドレーが含まれていた。さらに、ビルの周辺に飛んでいったローターの破片により、マディソン街と43番通りの角にいた歩行者1人が死亡した。このほかに2人が重傷を負った。
このビルの歴史でもう一つの有名な出来事は、1975年2月3日に起きたエリ・M・ブラックの自殺である。ユナイテッド・フルーツ(現・チキータ社)のCEOであった彼は、かばんで窓を壊し、44階から飛び降りてパーク・アベニューに落下し死亡した。この出来事は1994年の映画『未来は今』で登場する類似した自殺シーンの基になった。
パンナムビル時代の1977年から1984年にかけては、日本クイズ番組アメリカ横断ウルトラクイズ』(日本テレビ)の決勝戦が本ビルの屋上で行われていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「メットライフビル」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.