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メトロ・ドノスティアルデア : ウィキペディア日本語版 | メトロ・ドノスティアルデア
メトロ・ドノスティアルデア()は、スペイン・バスク自治州・ギプスコア県・サン・セバスティアン都市圏で運行されているラピッド・トランジット(メトロ)である。軌間は1,000mm。 基本的にはギプスコア県内にあるが、東端はフランスとの国境を越えてアンダイエまで通じている。バスク自治州政府が所有する公営鉄道会社のバスク鉄道によって運行されており、バスク鉄道のエウスカル・トレンビデ・サレア(バスク鉄道網)の一部に組み込まれている。沿線はギプスコア県の65%の人口を持ち、ラピッド・トランジットとして運行されている〔。同じくバスク鉄道によって運行されるエウスコトレン・トレナ、フランス国鉄と接続している。 == 歴史 == 1912年12月5日、ドノスティア=サン・セバスティアンとイルンを結ぶ地域鉄道として現在のメトロの路線が開業した〔Brief history of the network メトロ・ドノスティアルデア公式サイト〕。その後この路線はスペイン狭軌鉄道(FEVE)に所有されたが、1970年代にバスク自治州の他の狭軌路線が州政府の所有となったのと同時期にこの路線も州政府所有となり、バスク鉄道が運行するエウスコトレン・トレナ通勤鉄道ネットワークの一部に変更された。サン・セバスティアン都市圏とアンダイエ(フランス)で運行されている。地下区間が多いため、トポ線(モグラ線)という通称で知られた。 1995年にビルバオでメトロ・ビルバオが開業したのとほぼ同時期に、将来的にエウスコトレン・トレナの一部から独立した名称となることが発表され、またその運行頻度が改善されて大量旅客輸送を実現し、メトロ・ビルバオに続いてバスク自治州で2番目のラピッド・トランジットとなった。2005年3月10日には3.3kmの区間が複線となり、そのうち1.8kmはトンネルで建設されて地下駅のルガリッツ駅が新設された〔Donostia | San Sebastian Urban Rail.net〕。また、ドノスティア=サン・セバスティアン市内に7駅を新設することが計画された〔The project メトロ・ドノスティアルデア公式サイト〕。2012年10月には塗装が変更され、エウスコトレン・トレナからメトロ・ドノスティアルデアに改称された〔Opening Metro Donostialdea DiarioVasco.com〕。名称はドノスティア=サン・セバスティアンが中心となるコマルカ(郡または広域区)のドノスティアルデアに由来する。ロイオラ駅とエレーラ駅の間がトンネルとなり、地下駅のインチャウロンド駅が新設されてエレーラ駅が地下化された〔。改称こそしたものの、運営は依然としてバスク鉄道である。1985年以降はUT-200が車両に使用されていたが、2011年以降には新形式のUT-900に置き換えられている。
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