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メリケンガヤツリ : ウィキペディア日本語版
メリケンガヤツリ

メリケンガヤツリは、やや大型になるカヤツリグサ科の植物。湿地にはえる帰化植物である。
== 特徴 ==
メリケンガヤツリ(''Cyperus eragrostis'' Lam.)は、単子葉植物カヤツリグサ科カヤツリグサ属の植物である。水辺に大きな株を作る。
全体に緑色が濃く、水々しい印象の植物。大きな立ちになり、多数の葉をつける。匍匐茎は出さない。根元からは多数の根出葉をつけるが、その根元側の何枚かは、葉身が発達せず、赤みを帯びた鞘となる。長い葉は長さ100cm程になる。葉はやや厚みがあって柔らかく、緑色でつやがある。
六月ころより花茎を伸ばす。花茎は大きいものは100cmにもなり、断面は角の鈍い三角形で、やや柔軟。先端に単一の花序をつける。花期は散発的に秋まで続く。
花序の基部にはよく発達した葉身をもつ苞が5-6枚あり、特に長いものは50cmを越える。花序は多数の小穂が頭状に集まったもの、あるいはさらに短い枝が伸びてその先端にも頭状に小穂が集まる。
小穂は長さ5-15mm、長楕円形でやや卵形に近く、左右から偏平。全体に緑色。鱗片は二つ折りになっており、卵形から卵状披針形、緑から黄色、あるいは白っぽく側面はやや半透明。特に基部近くでは両列の鱗片の間から主軸が見える。
花は一本の雄蘂と雌蘂からなり、柱頭は三裂。果実は長楕円形で三稜形、灰黒色で長さ1.5mmほど。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「メリケンガヤツリ」の詳細全文を読む



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