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メルボルンの悲劇[めるぼるんのひげき]
メルボルンの悲劇(メルボルンのひげき)とは、世界で最後(32番目)のFIFAワールドカップフランス大会出場権を賭けた大陸間プレーオフで、オーストラリア代表がイラン代表と2戦とも引き分けたにもかかわらずアウェイゴール数の差で敗退し出場を逃した件を指す名称。「悲劇」と名付けられた理由として、2試合とも先行しながら追いつかれての引き分けであった事、特に2戦目は後半31分まで2点ものリードをしていながら連続失点して追いつかれた事、そしてそのうちの1失点が誤審であった事などが挙げられる。 == プレーオフまでの両国 == 前回大会の大陸間プレーオフでは、オセアニア地区のオーストラリアと南米地区のアルゼンチンが対戦し、アルゼンチンが本大会出場権を勝ち取った。今回はオセアニア地区の対戦相手がアジア地区4位チームに変更された。オーストラリアはオセアニア地区予選(2次・3次)を早々と7月に6戦全勝で終え、長年の鬼門である大陸間プレーオフの相手が決まるのを待つばかりであった。 一方、イランはアジア地区最終予選A組で首位を走っていたものの第9節(イランにとっての最終戦)にグループ最下位のカタールに敗れたことが影響し2位となり、B組2位の日本とアジア3番目の出場国をかけて対戦。1997年11月16日のアジア地区第3代表決定戦において2 - 3で敗れたことによりアジア4位となり、オセアニア1位のオーストラリアと大陸間プレーオフで最後の出場権を争うことが決定した。 この大陸間プレーオフではホーム&アウェー2試合を戦って勝った方が残った最後の出場枠を得ることになっていた。準備期間の長さだけ見れば、イランは第3代表決定戦を延長後半まで戦ってから僅か6日後、マレーシアからイランへの移動も挟んだことに対し、オーストラリアは4ヶ月のアドバンテージを得ていたが、裏を返せば真剣勝負から遠ざかっていた期間が長かったわけでもあり、一概にイランが不利とも言えなかった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「メルボルンの悲劇」の詳細全文を読む
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