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メロカ : ウィキペディア日本語版
メロカ

メロカ(Meroka)は、スペインバサンが開発したCIWSで、スペイン海軍軽空母フリゲートなどに装備されている。
== 概要 ==
スペイン海軍の要求を受けて、1975年に開発が開始された。開発はスペイン陸軍対空機銃システムをもとにして進められており、実艦への最初の搭載は1986年後半に行われた。
マウントは、メロカSPG-M2Bと呼称されており、120口径20mm機関砲を横6列×縦2段の計12門束ねて配置している。射撃は毎秒2バースト射が基本とされており、それぞれのバースト射は3発ずつ4群によって構成されている。これは、全門を同時に射撃した場合、相互の反動の干渉によって射撃精度が低下する恐れがあるための措置である。射距離1,500メートルで最初の命中弾を得て、500メートルで目標を撃破する想定とされている〔。
射撃指揮装置(FCS)は、試作機ではマウントとは独立して設置されていたが、実用機では砲側装備とされている。ただし、アメリカファランクスなどで一般的なクローズド・ループ制御は導入されていない。また、ファランクスなどではシステム固有の目標捕捉レーダーが組み込まれていたのに対し、本システムでは艦の戦闘システムの一部としてRAN-11L/Xが搭載されて、PDS-10戦術情報コンソールを介してそのデータを受け取るかたちとされている〔。
最初の実用機であるMod.2では、Xバンドロッキード社製AN/VPS-2が射撃指揮レーダーとして採用されて、マウントの右側に設置された。さらに、電子攻撃を受けている状況を想定して、1988年からはこれらのレーダーを補完する光学追尾装置としてイスラエル製の超低光量カメラ(LLLTV)が導入されたが、これは、まもなくENOSA(Epresa Nacional de Optica)によって更新された。その後、1992年に実用化されたMod.2Aでは赤外線捜索追尾システムが追加された。また、1996年-1997年にかけて、射撃管制コンピュータをアナログ式からデジタル式に換装し、全自動射撃モードを導入するMod.2A3改修が行われた。さらにその後開発されたMod.2Bでは、AN/VPS-2をイタリア製のRTN-30Xに、また、RAN-11L/XをRAN-12L/Xに更新しており、Mod.2Aに対しても順次に同様の改修が行われる計画となっている〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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