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メントン
メントン (menthone) は天然に存在する有機化合物の一種で、その分子式は C10H18O である。いくつかの立体異性体があり、''l''-メントン(IUPAC名 (2''S'',5''R'')-''trans''-2-イソプロピル-5-メチルシクロヘキサン-1-オン)が最も存在量の多い異性体である。モノテルペンに分類されるケトンで構造はメントールに類似し、そのヒドロキシ基がカルボニル基に変換されたものである。p-メンタンにカルボニル基が付加したものとも捉えられる。消防法に定める第4類危険物 第3石油類に該当する〔法規情報 (東京化成工業株式会社)〕。 ミントに似た特徴的な香りを有することから、香料や化粧品に利用される。 == 存在 == ペニーロイヤルやペパーミント、フウロソウ属の植物(ゼラニウム)などの精油の成分であるが、含有量は少ない。そのため、精油中から発見されたのは1891年と、初めてメントールの酸化による合成で得られた1881年よりも遅い。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「メントン」の詳細全文を読む
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