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メーザー
メーザー()とは、誘導放出によって発生するコヒーレントなマイクロ波のこと。(誘導放出によるマイクロ波増幅)の略称である。メーザーはレーザー同様、非常に指向性・単波長性が高い。指向性の高さから、先端科学用ピンポイント加熱装置などに用いられることがある。また、分子構造の解析にも利用される。 == 原理 ==
レーザーと同様に反転分布を用いて発生(発振)させる。固体メーザーにおいては常磁性共振による原子の放射を直接利用しており、適切なキャリアを封入したキャビティ(共振筒)内にマイクロ波を照射し、キャリアの共振によって発生する特定波長・コヒーレンスなマイクロ波を取り出すことによって得られる。 フォノンを増幅・発振させたフォノンメーザーも存在する。たとえば超低温としたクロムイオン含有ルビーにマイクロ波でポンピングを行い、超音波を発振させる実験が1963年に成功している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「メーザー」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Maser 」があります。
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