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メールボム
メールボム (e-mail bomb) とは、受信者に害を為すため、同じ宛先に送信する大量の電子メール、あるいは、その行為である。現在ではスパムメールに代表される迷惑メールの一種として認識されている。 過去には高効率で大量のメールを発信するメールボム専用ソフトが公然と配布されるなど世界中で猛威を振るっていたが、近年の電子メールシステム全般の改良に伴い、現在インターネット上における迷惑行為としては陳腐化した古典的手法として扱う傾向が強い。 == 概要 == メールボムは、電子メールのシステムを悪用する迷惑行為で、元来メールサーバ内に各々のメールアドレスに対して確保されたメールボックスの記憶容量を使い切るという行為を指すものである。これは旧来、プロバイダが各々のユーザーに対して数メガバイト程度のメールボックスを提供していた時代に、個人や企業に対する嫌がらせとして発生した。ただしその規模によっては迷惑行為や嫌がらせの領域を逸脱し、犯罪あるいは破壊行為の一種とみなされている事例も存在する。 技術的には、単純に所定のメールアドレスに対してメールを大量発信することを意味するが、このメール発信時には単に電子メールクライアント(メールの送受信用ソフトウェア・メールの受信や閲覧といった機能を備える)から送信する場合もあれば、クラッキング用のマルウェアなどを利用してメールサーバに同一メッセージの大量送信を直接指示する方法や、更にはDDoS攻撃(分散DoS攻撃)のように複数コンピュータをリモート操作して送信を指示する場合もある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「メールボム」の詳細全文を読む
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