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モコシ
モコシ(''Mokosh'' モコシュ、、)は、スラヴ神話の女神であり、その名は「湿った、湿潤な」を意味する。 ウラジーミル1世が造ったキエフの丘に祭られた神の一人で、唯一の女神である。ウラジーミル1世はキリスト教導入以前の宗教政策の一つとして、諸地方の神々をキエフに持ち込んでおり、モコシはフィンランドなどから入ってきた(ヴォルガ川流域に住んでいたフィン・ウゴル系の人々の女神という説もある〔清水睦夫「ロシア国家の起源」p44〕)神格ではないかとする説がある。 また、スラヴの各地方で信仰されていた大地を神格化した女神「母なる湿れる大地」との関連があるとする説がある。これによると、モコシという名前自体が豊潤な大地を彷彿させるものであり、本来モコシはスラヴ神話における大母神だったという。その神像は大きな頭を持ち、細長い腕を天に向けたような姿をしていたとされ、これは天と大地の仲介者として雨を降らせて田畑を潤したり、家畜の多産をもたらしたことを表している。 キリスト教が布教されるとモコシは聖人・パラスケーヴァ・ピャートニツァと同一視され、その結果、パラスケーヴァ・ピャートニツァは結婚や出産・家事などの女性生活や、大地の恵みと繁栄を司るという異教的な特徴を持つこととなった。 ==出典== 〔
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「モコシ」の詳細全文を読む
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