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モザイク処理(モザイクしょり)とは、写真・画像・静止画ならびに映像・動画において、表示させたくない部分をピクセル単位でぼかすために使用される映像処理のこと。 == 概要 == 主に映像(もしくは画像)内に登場する人物の肖像権など知的財産権の保護、およびその個人情報の保護のために利用される事が多い。テレビ番組では番組宣伝などの演出〔番組宣伝や番組冒頭での放送内容のハイライト映像の一部にモザイク処理をして視聴者に興味をもたせる演出手法。〕や、番組とは無関係な企業名や商品名が写り込んでいる場合にそれを伏せるためにも使用される。また、昔の番組放送素材を再放送やDVD作品化する際に提供スポンサーやCMなどのテロップを伏せるときに使用するケースもある(テロップの無い素材がなく、差し替えができない場合)。近年ではロケ・取材時に防犯・テロ対策として場所を特定されなくするために、出演者以外の画面全体にモザイクをかけることもある。また、店の看板などの電話番号、車のナンバープレート、選挙ポスター、画面に写り込んでしまった通行人の顔など、個人情報の保護および見ている人が不愉快にならないようにするため、それらを伏せるためにも使われる。 日本ではアダルトビデオの普及とともにモザイク処理の認知度が広まっていった〔「アダルトビデオ」出現以前の「ポルノ映画」ではモザイク処理ではなくフィルムに光学的なぼかしが使われていた。〕ため「モザイク処理=卑猥」という固定観念は今も根強い。 同様の目的に使用される処理としては、ぼかし処理・反転処理などがある。モザイク処理には、非可逆変換と可逆変換とがある。 モザイク (フランス語 moseïq) は、寄せ木細工のような美術作品を意味する用語から来ている。英語でもmosaic(発音はモゼーイック)と言うこともあるが、pixelization(直訳すればピクセル化)のほうが一般的である。なお、モザイク写真とは、モザイクのように継ぎ合わせて作った写真のことで、モザイク処理とは関係ない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「モザイク処理」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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