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モザンビーク内戦 : ウィキペディア日本語版
モザンビーク内戦[もざんびーくないせん]

モザンビーク内戦は、1992年モザンビーク包括和平協定が制定されるまでポルトガルから独立したモザンビークで起こっていた内戦。政権を握っていたFRELIMOと、ローデシアおよび南アフリカによって設立されたRENAMO(当初はMNR)による内戦が勃発した。

== 紛争勃発 ==
1974年、イアン・スミス政権下のローデシア ザンビア・ジンバブエを合わせた地域の名称 の諜報機関によってMNRは支援・設立され〔舩田クラーセン(2008:658)〕、1975年モザンビーク独立戦争終了後もMNRが攻撃を続けて「共産主義者対反共主義者」という黒人同士の紛争状態〔舩田クラーセンさやか「紛争後モザンビーク社会の課題──村に戻らない人々」『朝倉世界地理講座──アフリカII』池谷和信武内進一佐藤廉也編、朝倉書店、2008年4月。〕が勃発した。
独立戦争時からポルトガルに協力していたンダウ人など以外に白人のための傀儡という事情からMNRに参加する黒人達は少なく、そのためMNRは青少年達を誘拐して兵士を増やすなど、不十分な大義のまま暴力によって黒人達を屈服させる勢力となっていた。〔舩田クラーセン(2008:658)〕また、ローデシアがジンバブエとなり独立した後は隣国に共産主義国家が誕生することを恐れた南アフリカ共和国がMNRを支援するようになる。〔舩田クラーセン(2008:659)〕この頃からMNRはRENAMOと名前を変えてマラウイに拠点を持ち、共産主義に疑問を持つ黒人層の支持を得て拡大していった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「モザンビーク内戦」の詳細全文を読む



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