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単核種元素(たんかくしゅげんそ、)とは、天然に存在する核種がただ一つである元素のことである。似た概念にモノアイソトピック元素があるが、この二つは明確に異なる(後述)。 == 概要 == ある元素の安定核種あるいは半減期が長い放射性核種がただ一つだけあり、それ以外の核種がすべて半減期の短い〔ここで言う「短い」とは、超新星爆発および太陽系が誕生してからの時間と比較して十分短いという意味である。そのため半減期数十万年や数百万年程度でも十分短い部類に入る。〕放射性核種であると、超新星爆発で重い元素が作られたのち太陽系が誕生してから数十億年の間に半減期の短い核種はすべて崩壊してしまい、自然界には安定核種あるいは長寿命放射性核種ただ一つのみが残り、単核種元素になる。 プロトアクチニウムは例外的に最も長寿命の核種231Paでも半減期3.3×104年と半減期が短いが、それ以外の同位体の半減期が最長のものでも27日と非常に短いことと、231Paが235Uのアルファ崩壊によって供給され続けるために、単核種元素になっている。 単核種元素は天然存在比が常に100%と一定であるため、組成比のゆらぎによって原子量の値に誤差が出ることがなく、原子量を高精度に求めることができる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「単核種元素」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mononuclidic element 」があります。 スポンサード リンク
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