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モノス : ウィキペディア日本語版
モノス
モノスは、ベネズエラで発見された未確認動物の一種。モノ・グランデド・ロワの類人猿ロイスの〔ロイスとは発見者の姓「ロワ」(Loys フランス語)の英語読みである。〕とも呼ばれる。発見時に射殺され、その死体を撮影した写真が現存していることで有名。しばしば未確認動物として紹介されるが、既知の動物、例えばクモザルであろうとするのが現在の主要な見解である。なお「モノス」はベネズエラの公用語であるスペイン語で猿そのものを表す言葉であり〔スペイン語では猿は mono であり、複数形では monos となる。〕、「モノ・グランデ(mono grande)」とは、日本語に言い換えれば「巨大な猿」となる〔日本では、「モノス・グランデ」と言われる場合があるが、モノスが複数形であるから、それに続く形容詞も複数形になって「モノス・グランデス(monos grandes)」にならなければ意味を成さない。〕。2011年8月16日に生存を示唆するVTRがフジテレビで放送された。
== 概要 ==
1920年スイス地質学者 フランソワ・ド・ロワ (François de Loys)率いる調査隊がベネズエラのジャングルへと向かい、タラ川付近の森〔「エル・モノ・グランデ峡谷」とする説もあるが、スペイン語の el mono grande すなわち「巨大な猿」を地名と誤認したものであろう(皆神龍太郎、志水一夫、加門正一 『新・トンデモ超常現象56の真相』 太田出版 2001年』)。〕で油田開発のための調査をしていたところ、2頭の奇妙な大型の猿と遭遇。その大猿は大きく咆哮しながら威嚇し、器用に手で物を掴んでは調査隊に向け投げつけてきた。危険を感じたド・ロワたちは銃で応戦し大きい方の1頭を射殺、やや小さいもう1頭は森の奥へと逃げていった。射殺された大猿の性別は雌で、身長は150cm前後だったという。また、尻尾が無いという特徴があった。ド・ロワは死体の保存を提案したが、今後の調査活動の妨げになる恐れがあるため断念。解体して食料とされた。解体される前に死体を石油缶の上に座らせ、顎の部分に支柱として木の棒を立てた状態を撮影した写真が残されている。なおド・ロワはこの大猿の頭蓋骨を証拠品として携行したが、現地でのアクシデントで破損させてしまい破棄している。そして発見から9年後の1929年、前述の写真を見た知人の人類学者ジョージ・モンタンドンが「新種のアメリカ類人猿」と題して Ameranthropoides loysi(アメラントロポイデス・ロワシ[ロイシ])の学名を与えて発表した。「ロワのアメリカ猿人」の意味で、類人猿よりむしろ人類に近い名称であるが、これはモンタンドンが、この動物がアメリカ原住民の先祖であると考えたためである。もちろんそれは誤りであるが、彼がこのような説を唱えた背景には、人種差別意識(白人至上主義)があったとされる〔モンタンドンは、白人はクロマニョン人から進化したが、有色人種の祖先は類人猿であったと考えていた(皆神龍太郎、志水一夫、加門正一 前掲書)。〕。
日本にもこの情報が伝えられ、当時の動物図鑑等の書籍で、新発見の類人猿として紹介された事もある〔『アマゾニアの恐竜』 実吉達郎 蒼洋社 1969年〕。
なお1954年にも、エル・モノ・グランデ峡谷を訪れたイギリス人ハンターが2頭の奇妙な大猿と遭遇したと伝えられる。不意をつかれたところを大猿に掴みかかられ地面に倒されたが、偶然手元に転がっていた岩で殴りつけ撃退したという。
2011年8月16日放送のフジテレビの番組内でお笑い芸人とスタッフが、生存の可能性を示唆するVTR撮影に成功した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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