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モフ・ティアン=ジャジャーロッド(''Moff Tiaan Jerjerrod'')は、『スター・ウォーズ・シリーズ』に登場するティネルⅣ出身の銀河帝国の総督。『エピソード6のジェダイの帰還』とDVD版における『エピソード5の帝国の逆襲』(詳しくは後述)に登場する。他のカタカナ表記にジャージャーロッドなども見られ、ジャー・ジャー・ビンクスと表記が似ているが何の関係もない。演じたのはマイケル・ペニングトン(Michael Pennington)。 劇中では「コマンダー」とのみ呼ばれている。 パルパティーン皇帝は初代デス・スターの司令官にターキン総督・モッティ提督・タッグ将軍という強い自我を持つ男たちを任命してしまった。彼らはデス・スターの力を背景に皇帝に対して強い独立性を持ちはじめ、ついにはクーデターを考えるほどの野心すら持つようになってしまった。このため皇帝は以後要職、特に第2デス・スターの司令官人選にあたって同じ過ちを繰り返すつもりはなく、デス・スター司令官は意志を持たない操り人形でなければならないと考えた(しかし、この方針は皇帝亡き後の後継者不在と帝国の急激な弱体化を招いた)。そうして選ばれたのがこのジャジャーロッドであった。クァンタ・セクターの総督だった彼は有能な行政官であったが意志は非常に弱かった。 映画の作中でもジャジャーロッドは「文句があるなら、直接陛下に言え」というダース・ベイダーの脅しに震えあがるという臆病さと、第2デス・スターを少ない人数で予定通り完成させるという有能さを同時に見せた。ジャジャーロッドは続くエンドアの戦いでも(劇中に出番のないまま)完全に皇帝の言いなりとして行動し、結局皇帝や第2デス・スターと運命をともにすることとなった。 なお映画ではカットされたが、「ジャジャーロッドの受難」という彼の“活躍シーン”がもうひとつ用意されていた。皇帝に謁見したいベイダーは従えていたジャジャーロッドにロイヤル・ガードたちに取り次ぐよう伝えさせたが、ガードたちは皇帝から「誰も入れるな」と命令されていたため、ジャジャーロッドの要求を拒否。仕方なくジャジャーロッドはベイダーのところへ戻ってその旨を報告したが、ベイダーの怒りにふれてフォースグリップで首を絞められてしまう。苦しみ喘ぎながらジャジャーロッドはそれが皇帝の命令であることを伝えてなんとか放してもらえるというシーンであった。 ちなみにエピソード5のDVD版でダース・ベイダーがクラウドシティから<エグゼキューター>に戻るシーンが追加された時、元々エピソード6の第二デス・スターでのシーンとして撮影された映像を流用していたためジャジャーロッドの姿が描かれており結果的に彼はDVD版に限って僅かではあるがこのエピソードにも登場していたことになる。 category:スター・ウォーズの登場人物 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「モフ・ジャジャーロッド」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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