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モラクセラ・カタラーリス : ウィキペディア日本語版 | モラクセラ・カタラーリス
モラクセラ・カタラーリス(''Moraxella catarrhalis'')は、モラクセラ属の真正細菌の一種で、ヒトでの病原性を示すことの多い菌である。 ブランハメラ・カタラーリス(''Branhamella catarrhalis'')と呼ばれることもある。グラム陰性球菌である。 == 特徴 == ほぼ100%がβラクタマーゼ産生株であり、薬剤耐性を示す抗生物質が多い。 ヒトでの肺炎・気管支炎などの呼吸器感染症の起炎菌として、肺炎球菌(''Streptococcus pneumoniae'')、インフルエンザ菌(''Haemophilus influenzae'')、とともに代表的な細菌である。副鼻腔炎、化膿性角結膜炎も起こすことが知られている。また、耐性化している抗生物質が多いことは、小児急性中耳炎においては治療を困難にする要因となる。 効果を示すのはアモキシシリンとクラブラン酸の合剤、ニューキノロン、クラリスロマイシン、アジスロマイシンとされる。 臨床分離株での薬剤感受性はレボフロキサシン 97.5%, トスフロキサシン 100%, セフジニル 88.2%, クラリスロマイシン95.8%, アジスロマイシン 90.3% であった。〔診療と新薬 41(3),169-225,2004〕
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「モラクセラ・カタラーリス」の詳細全文を読む
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