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モルツ球団(モルツきゅうだん)とは、日本のプロ野球にかつて所属していた選手によって結成された野球チームのひとつ。サントリーのビール・モルツのプロモーションの一環として、1995年より活動。 == 概要 == 1995年の「モルツ」リニューアルに合わせ、大沢啓二率いる架空のプロ野球球団「モルツ球団」を舞台としたCMシリーズがスタート。江川卓、ランディ・バースら1970~1980年代の名選手をメンバーとしたCMは一世を風靡した。特に川藤幸三と桂ざこばのコラボレーション『川藤出さんかい!』→代打で三振→『ホンマに出してどないすんねん』のCMが話題となる。 同年より、実際にCMに登場したプロ野球OBを中心とした面々が、やはり実際にCMで使われた「モルツ球団」のユニフォームを着て東京ドーム(1998年のみ大阪ドームでも開催)で毎年7月もしくは8月に定例的に試合を行っている。尚、試合はプロ野球が試合を行わない月曜日に行われる。 入場券は毎年ドリームマッチ公式ホームページより招待券の応募を募り、応募者の中から抽選で招待状が贈られる(よって入場料は無料)。招待状は試合当日にドーム前の指定席券引換所にて指定席券を交換の後、指定席券にて入場する(尚、バルコニー席とエキサイトシートは使用しないが、近年ではエキサイトシートを東北応援チャリティシートとして有料で販売している。)。試合当日は、東京ドーム内スタンド・売店においてモルツが格安で提供され(サントリーの他のブランドのビールや他の会社のビールは販売されない)、毎年記念グッズも販売される。ただし入場できるのは成人のみ。 初年度は「新球団モルツ」として登場し、翌年から「モルツ球団」、2006年より「ザ・プレミアム・モルツ球団」となっている。尚、モルツ球団及び対戦チームのメンバーは毎年同じメンバーではなく、年ごとに新しく加入する選手や参加しない選手がいる(NPB球団に監督・コーチとして所属している場合は参加しない)。 なお、川藤幸三は毎年参加しており、ポジションが「代打」になっている。 この大会は1999年までの第6回大会までは全国予選を勝ち抜いて優勝した一般の草野球チームと対戦、2000年からは相手もプロ野球OBとなる。その最初の試合は甲子園大会で活躍した「甲子園ヒーローズ(2007年も)」、以降の対戦相手は2001年からドラフト1位指名選手による「ドライチヒーローズ」、2002年から2004年は来日した外国人OB選手を中心に編成された「ワールドパワーズ」、2005年・2006年は外国人選手とプロ野球OBの混成チーム「ワールドドリームス」、2008年は「甲子園」と「パワーズ」の混成チームとなり、2009年は「ワールドジャパン」と称している。 大会は2007年7月23日開催の第13回大会より「ザ・プレミアム・モルツドリームマッチ」に名称が変更されている。創立当時は“無敗の草野球集団”という触れ込みであったが、実際のモルツ球団の成績は2009年時点で11勝5敗、初勝利は第3回大会であった。 試合の模様は、試合の行われた週の週末に放送される「サンデーモーニング」の「週刊御意見番」にて大沢啓二、張本勲の解説と共にダイジェスト版が放送されていた。また、スポーツニュース番組「すぽると!」や「プロ野球ニュース」〔極端に試合数が少ない場合に、特集として放送する。ただし2014年度のはシーズンオフバージョンで放映された〕でニュースとして放送される場合もある。 試合のルールは、基本的には通常の野球のルールに則っているが、一度登板した投手が2回出たりする等、基本のルールから逸脱した行為を行っても問題無い。 2011年の試合は東日本大震災の影響を考慮し中止することが発表された。2012年は東北復興応援としてKスタ宮城で開催〔“夢の球宴”が東北復興応援 サントリードリームマッチ スポニチ 2012年5月30日〕 。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「モルツ球団」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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