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モルフォトロピック相境界 : ウィキペディア日本語版 | モルフォトロピック相境界[もるふぉとろぴっくそうきょうかい] モルフォトロピック相境界(モルフォトロピックそうきょうかい、Morphotropic phase boundary、MPB)とは、化合物の組成によって結晶構造が変化する境界のことである。多形相境界、組成相境界、結晶相境界などとも呼ばれる。 例えば、チタン酸鉛とジルコン酸鉛の混晶であるチタン酸ジルコン酸鉛(Pb(ZrxTi1-x)O3, PZT)では、Zr含有率xが0.52付近にMPBが存在し、x<0.52では正方晶、x>0.52では菱面体晶である。 PZTやマグネシウム酸ニオブ酸鉛-チタン酸鉛混晶(PMN-PT)などのペロブスカイト構造をとる強誘電体では、MPB付近で誘電率や圧電定数が極めて大きくなる。この性質を利用して高性能な圧電材料が開発されている。 == 参考文献 == 『強誘電体デバイス』(内野研二、森北出版)ISBN 4-627-77251-3
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「モルフォトロピック相境界」の詳細全文を読む
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