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モル体積[もるたいせき]
モル体積とは単位物質量(1 mol)の原子または分子が標準状態で占める体積である〔標準状態以外の状態で表される場合もある。〕。モル質量÷密度でも求められる。 気体分子のモル体積は気体の状態方程式で議論され、1 molの気体分子の体積は、気体の種類によらずほぼ一定である。気体の種類による違いは実在気体の状態方程式(ファンデルワールスの状態方程式など)の係数の違いになる。理想気体のモル体積''V''m はその状態方程式より、種類によらず : となる。ただし''V'' は体積、''n'' は物質量、''R'' は気体定数、''T'' = 25 ℃は温度、''p'' = Paは圧力を表す。 単体の固体結晶については、原子間距離・結晶構造と関係する。単体金属結晶の原子間距離は比較的バラツキが少なく、概略 m3/mol程度であるが、モル体積は結合力の違いによる原子間距離によって変動するので、元素の密度は、原子量によってだけでは決まらなくなっている。 == 脚注 ==
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「モル体積」の詳細全文を読む
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