|
モントリオール万国博覧会(モントリオールはんこくはくらんかい、Expo 1967)は、1967年4月28日から10月27日までカナダ・モントリオールで開催された国際博覧会(第1種一般博)である。カナダ建国100周年記念として開催された。テーマは「人間とその世界」。62ヶ国が参加し、183日の会期で5,031万人が入場した。 ==概要== モントリオール万国博覧会はカナダ建国100周年記念として企画された。当時もともと1967年の万国博覧会は、ロシア革命50周年記念行事としてソビエト連邦・モスクワでの開催が決定していたものが中止の決定を受け、1962年にカナダでの開催が決定した。決定当時、カナダ国内での開催について、国民の支持はあまり得られていなかったが、モントリオール市長および組織委員会スタッフなどが政治的・物理的ハードルを乗り越え、開催に至った。 会期中の1967年7月24日には、万博訪問のために訪れていたフランスのシャルル・ド・ゴール大統領が、モントリオール市の群集を前に「自由ケベック万歳!」(Vive le Québec libre! )と発言する事件が起こっている。これはカナダとフランスとの間の外交問題になっただけでなく、ケベック州分離運動の火に油を注ぐ結果ともなった。 1967年10月の万博終了後、「人間とその世界」とテーマ設定された会場及びパビリオンの多くは、1968年から1981年まで夏期のみ開業し続けた。当初の設計では長期間存続させる建築ではなかったため、老朽化が進み多くは撤去されることとなった。今日では万博跡地は一部存続させた建物を除き、公園及びリクリエーション施設として使用されている。カナダでは現在でも、モントリオール万博をカナダ最高の文化イベントのひとつだったと考えている人が多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「モントリオール万国博覧会」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Expo 67 」があります。 スポンサード リンク
|