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モーリュ モーリュ()は、ギリシア神話に登場する薬草である。 『オデュッセイア』によると〔『オデュッセイア』10巻。〕、オデュッセウスが帰国の旅でアイアイエー島に上陸したさい、島に住む魔女キルケーはオデュッセウスの部下たちに毒を混ぜた飲物を飲ませ、杖で打って豚に変えてしまった。オデュッセウスはこのことを逃げてきた部下のエウリュロコスから聞き、キルケーの館に向かった。そのときヘルメースが現れてオデュッセウスにモーリュという薬草を与え、キルケーの魔法を防ぐ方法を授けた。そこでオデュッセウスはキルケーのところに行き、出された飲物にモーリュを入れて飲み〔アポロドーロス、摘要(E)7・16。〕、キルケーの魔法を防いだ。 このモーリュは芸香とも、野生のシクラメンとも、ニンニクの1種ともいわれる。 == 脚注 ==
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抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「モーリュ」の詳細全文を読む
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